映画「あさひなぐ」の魅力あふれる袴女子たちの戦う姿で、なぎなたに興味を持った人もいることでしょう。袴は意外と機能的で女子としては一度は付けてみたいファッションアイテムです。ここでは、なぎなた初心者向けに歴史や競技ルールを紹介します。

もくじ

  • なぎなたの歴史は?どんなルールがあるの?
  • なぎなた経験のある芸能人は?なぎなたを使ったドラマや映画は?
  • なぎなたのここが魅力!試合の見どころは?
  • 実は美容にもいい、なぎなたでエクササイズ
  • なぎなたが体験できる施設や場所を探そう
  • 魅力的な袴女子になりたい人には「なぎなた」がおすすめ

なぎなたの歴史は?どんなルールがあるの?

なぎなたの歴史やルールについてご紹介します。

「なぎなた」ってどんなスポーツなの?

「なぎなた」は剣道や柔道のように日本の伝統武道から発展したスポーツ競技で、インターハイや選手権のような全国大会の他に、国体の種目にもなっています。最近では世界中に競技人口が増え、4年に1度世界大会も開催されています。
なぎなたは木製の「柄」の先に竹でできた「刃」を付け、全長は210センチ~225センチもありますが、重さは1キロ前後と軽いため女性や子供にも扱いやすい武具です。

なぎなたの2つの競技「演技」と「試合」、ルールの違いは?

なぎなたには、「演技」と「試合」2種類の競技があります。
演技は二人一組で決められた型を演じます。型は全部で8種の中から指定された3本を演じ、その美しさや正確さを競います。対戦相手と同時に演技し3人の審判が勝敗を判定します。
試合は団体戦と個人戦があります。打ち込む部位は高校生までは、面・小手・胴・脛、成人の部はそれに突き(喉)が加わります。先に2本とった方が勝ちを納めます。団体戦は5人一組で3勝した方の勝利となります。

なぎなたはの歴史は武家女性のたしなみ

なぎなたは平安時代に日本で発祥したといわれる歴史の長い武術です。柄の長いなぎなたは、鎌倉時代には戦の主武器でしたが、戦国時代に戦の形が変わるにつれ他の武器にとってかわられました。
江戸時代になると、刀より長さのあるなぎなたは、武家の女性が扱う道具として地位を確立。時代劇のシーンにもときどき登場するので観たことがある人もいるのではないでしょうか、江戸城大奥での警護役もなぎなたをもって警備にあたっていました。

なぎなた経験のある芸能人は?なぎなたを使ったドラマや映画は?

なぎなた経験のある芸能人をご紹介します。

綾瀬はるか×黒木メイサ「八重の桜」でなぎなたの達人

2013年に放送されたNHKの大河ドラマ「八重の桜」は会津の女性を主役にしたドラマで、その中で綾瀬はるかと黒木メイサは会津藩士の子女として、なぎなたの達人を演じました。
なぎなたは構え方に特徴があるため、達人役を演じるためにはどうしても稽古が必要となります。おふたりは、撮影の前になぎなたの練習を積んでいたようで、綾瀬はるかさんはインタビューで稽古のことを聞かれると「部活動のように楽しんでいる」と語っていました。

乃木坂46「あさひなぐ」でなぎなた女子

「あさひなぐ」は、西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花など乃木坂46のメンバーが出演し、高校のなぎなた部が舞台の青春映画として話題になりました。
アイドルとして忙しい彼女たちですが、自ら志願し撮影前に2か月間なぎなたの特訓を続けたそうです。エース役の白石さんは完成試写会で「始めてみると楽しいし、できてくるとうれしくて全然苦ではなかったです」と語っており、袴を付け髪を一つに結わいた凛々しい姿に、あこがれた人もいたのではないでしょうか。

なんとなぎなたの有段者、森公美子

学生時代に実際になぎなたをやっていた芸能人、筆頭はプロフィールも有段者と書かれている森公美子さんです。
森さんとスポーツ、結びつかないイメージですが剣道も有段者であることから、意外と日本的なことがお好きなのかもしれません。出身地の仙台は武道が盛んな地なので、森さんが通っていた高校にもなぎなた部があったのかもしれません。(調べたところ、現在はなぎなた部は無いようです)

なぎなたのここが魅力!試合の見どころは?

なぎなたの魅力や試合の見どころをご紹介します。

なぎなたは、凛々しさ、美しさ、潔さを兼ね備えたスポーツ

なぎなたはとても魅力的なスポーツです。2メートル以上の長さがあるなぎなたを振り回すにはとても力がいるように思えますが、実はなぎなたに力は必要ありません。長さを利用した遠心力を使って技を繰り出すのです。なぎなたの動きは決められた型の稽古を繰り返すことにより、スムーズで美しいものになります。
型のきれいさを競う演技競技では、美しい動きはそのまま美しい立ち姿として現れ、黒袴と白い稽古着はそれを引き立て凛々しさを加えます。
それが、江戸時代から女性を中心に発展してきた、なぎなたという武道の魅力であり見どころです。

技が決まる瞬間がスローモーションのように見える

なぎなたの試合時間は3分で、その3分間の中にも見どころがたくさんあります。審判の「始め」の声と同時に選手は動き出します。一瞬で勝負が決まるときもありますが、かと思えばしばらく睨み合ったまま動きが無い時もあります。
剣道と同じような防具を身につけて3分間戦うと、途中で酸欠になるのではないかと思うほど息が上がります。しかしその苦しい息の下で、相手の動きを見逃すことなく、選手は自分の持てる技をすべて出し切り勝利を目指します。
繰り出される技、それをしのぐ技、その一つ一つに魅力があります。

礼に始まり礼に終わる、なぎなたで心と立ち振る舞いもトレーニング

なぎなたは演技、試合共に魅力のある競技です。なぎなたは武道で、武道はよく「礼に始まり礼に終わる」という言葉がつかわれます。
試合の会場に入るときに一礼、試合コートに入るときに一礼、試合を始める前に一礼と何か新しい動作を始める度に一礼します。これは強制されていることではなく、感謝や敬意の気持ちなどを表すものです。
なぎなたの稽古を続けていると自然にこの気持ちが自分の中に育ち、普段の生活でも自然と行動に現れる人が多いようです。
稽古で行う正座や礼といった立ち振る舞いも、女性向けの動きが中心です。
試合以外の選手の立ち振る舞いもなぎなたの見どころです。

実は美容にもいい、なぎなたでエクササイズ

なぎなたの健康情報をご紹介します。

たるみなんてありえない!二の腕引き締め方法

なぎなたは美容にも効果があります。なぜなら、なぎなたをやっていると二の腕がたるむ暇がありません。なぎなたには「八方振り」という基本の方があるのですが、これは上下左右斜めと8つの方向からなぎなたを振る練習です。
約1キロの長い棒を振るので当然二の腕の筋肉を使います。しかも八方、すなわち全方向から振るので、左右のバランスも良く引き締まった二の腕を手に入れることができます。

細い足首と整ったふくらはぎをつくる方法

なぎなたの稽古中は、紙一枚分かかとを浮かせます。紙一枚?と思うかもしれませんが、簡単に言えばとかかとをべったりと床に着けずに気持ち爪先に体重をかけるようにするということです。
ハイヒールを履き続けることにより、足首が細くなったりふくらはぎが引き締まったりした経験がある人もいるのではないでしょうか。それと同じで、かかとを浮かせて動くことで引き締まり魅力的な脚を手に入れることができます。

バランスよくインナーマッスルを整える方法

なぎなたは、かかとを浮かせながら1キロの長い棒を全方向から振り回すスポーツです。さらにその長い棒を狙ったところに向かって振り降ろし、ぎりぎりのところで止めます。決して力任せに振り切ってはいけません。
マシントレーニングで「最後までウェイトを下げ切らない!」と言われたことはありませんか?なぎなたも当たる手前で止めることにより、自分でも気づかないうちにインナーマッスルを鍛えることができるのです。

なぎなたが体験できる施設や場所を探そう

なぎなたが体験できる施設や場所をご紹介します。

日本武道館の武道学園でなぎなた体験・見学

東京メトロ東西線九段下駅にある日本武道館と言えば、コンサートで行ったことがあるという方は多いでしょう。
名前そのままに武道の聖地である日本武道館ではなぎなたの体験や見学ができます。
体験は年2回期間が決まっていますが、見学はいつでも受け付けています。

施設名:日本武道館
場所:東京都千代田区北の丸公園2-3
公益財団法人日本武道館武道学園事務局
詳細はこちら

仕事帰りもOKな江東区なぎなた連盟

東京都江東区のなぎなた連盟は東西線沿線などアクセスのよい場所で初心者は火曜日・木曜日の午前中か、土曜日の昼間のクラスがお勧めです。もちろんお勤め帰りの夜でも大丈夫です。 運動しやすい服装で気軽に参加できます。

施設名:江東区深川スポーツセンター
場所:東京都江東区越中島1丁目2−18
詳細はこちら

施設名:江東区スポーツ会館武道場
場所:東京都江東区北砂1丁目2−9
詳細はこちら

各都道府県はこちらをご覧ください。

本格武道を目指すなら直心影流薙刀術秀徳会

スポーツなぎなたではありませんが、古くから続く薙刀の流派で本部は愛知県岡崎市にあります。支部は日本全国にあり、ハワイ支部、フィンランド支部、ベルギー支部など海外にも支部があります。
どこの支部でも連絡をすると体験や見学ができますので、お近くの練習場にお問い合わせください。

施設名:上井草スポーツセンター
場所:東京都杉並区上井草3丁目34−1
詳細はこちら

そのほかの練習場所はこちらをご覧ください。

魅力的な袴女子になりたい人には「なぎなた」がおすすめ

なぎなたはあまり馴染みのないスポーツかもしれませんが、はじめてみるととても楽しく魅力的なスポーツだと気付くことでしょう。
日本で生まれ長い歴史にあるなぎなたは、今では世界大会が行われています。長さのあるなぎなたを優雅に操る凛々しさや美しさは、それを演じる芸能人の力強さを見てもわかるでしょう。
そんな凛とした美しさと礼儀作法だけでなく、続けていくうちに気が付けは引き締まった二の腕やインナーマッスルが手に入るなどのオマケまでついてきます。あなたもなぎなたの体験や見学で袴女子デビューしてみませんか。

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